「流行語大賞取った芸人は消える」ジンクスを、フワちゃんが超えられそうなスゴイ理由

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本人の決め台詞以外で受賞すれば消えない!?

   2019年以前の流行語大賞の授賞式では、マスコミ関係者と同数、ともすればそれ以上の招待客が招かれており、受賞者が登場するたびに会場内は招待客の大きなどよめきに包まれていたほか、受賞者がコミカルな態度を取れば大笑いするなど、大きな反応を見せていた。その一方で、マスコミ関係者は仕事として来場しているため、受賞者が現れてもどよめくことはないのはもちろん、笑い声をあげることもほとんどないのだ。

   そして、その招待客がほとんどいなかった2020年の流行語大賞の授賞式。しかし、フワちゃんは壇上に登場するなり持ち前の明るさで場内を盛り上げ、時折、マスコミ関係者から大きな笑いを得るなど大奮闘。他の受賞者の登場時は比較的静かだった会場内を沸かせたのだった。

   なお、これらの状況を勘案すると、2020年にフワちゃんと同じくトップテン入りしたお笑い芸人のヒロシさん(48)も、消滅の憂き目には合わなくて済むのではないだろうか。「ソロキャンプ」でトップテン入りを果たしたヒロシさんは、受賞の言葉として、自分が放った言葉ではないと恐縮しつつも、2003年に大流行するも流行語大賞には選出されなかった『ヒロシです』の決め台詞を挙げて、「何で今さらだと、このように思っておりますけども」とボヤいて見せ、会場内を沸かせたのだった。

   そう考えると、フワちゃんとヒロシさんの受賞は、2020年以降、「お笑い芸人の流行語大賞」という一ジャンルに、新たな「定説」が誕生する兆候であるようにも見える。これら、2人が今後、「お笑い芸人が受賞しても、本人の決め台詞以外で受賞すれば消えない」とのジンクスを確立する可能性は、決して低くはないのではないだろうか。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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