「天穂のサクナヒメ」を手掛けたゲームサークル「えーでるわいす」は2020年12月1日、肥溜め関連のバグを一部修正したと発表した。同作は2020年11月12日に発売された和風RPGで、本格的過ぎるコメ作りが行えると話題となり人気を博している。
しかし食品衛生的観念から見ればとんでもないバグが発生してしまった。同作で入手した食材は一定期間たつと腐ってしまうのだが、「肥溜め」に投入すると鮮度が改められ保存できてしまうのだ。
「文字通りの糞テクニック」
「天穂のサクナヒメ」は同人ゲームサークル「えーでるわいす」が開発し、マーベラスから販売されている。PlayStation4とNintendo Switchといったゲーム機のほか、SteamというPCソフトプラットフォームに対応しており、多くのユーザーに親しまれている。本格的すぎるコメづくりを攻略するため、農林水産省公式サイト上のコメ作り関連ページを参照するユーザーもいるという。
しかし発売からすぐに、食材を「肥溜め」で保存できることが明らかになった。このテクニックは「ビジュアルが最悪すぎる」、「文字通りの糞テクニック」と話題となり、攻略サイトなどでも食材を腐らせず保存する方法として紹介されている。これを受けて「えーでるわいす」メンバーのこいちさんは11月16日、
「これユーザーに指摘されるまで全然気が付いてなくて爆笑した」
とツイート。仕様ではなく、バグだということが明らかになった。現在では「肥溜めバグ」と親しまれている。
しばらくして12月1日、「えーでるわいす」メンバーのなるさんはツイッター上でバグ修正の報告を行った。
「天穂のサクナヒメ [PC, PS4] 更新しました。・肥溜め関連のバグを一部修正(以下省略)」
とうとう「肥溜めバグ」が使えなくなったのか、とユーザーの注目も集まった。しかし更新履歴を参照すると、
「肥溜めへ食材を入れっぱなしにしている間の食材の保存については可能なままです。 (出し入れするだけで鮮度が回復する方は直したかったんですが、修正難度と危険度が高かったため保留しています)」
とあり、まだ保存はできてしまうようだった。
天穂のサクナヒメ [PC, PS4] 更新しました。
— なる (@nal_ew) December 1, 2020
・肥溜め関連のバグを一部修正
・我が家(外)のカメラ微調整
・羽衣アクションの調整
・赤出秘湯の秘薬の素の入手確率を上昇
・茶に肥料効果を付加、二番茶(夏)の入手が可能に
・他…
詳細はこちら https://t.co/tXWXx5tcJV