井上尚弥の「バンタム級」を面白くする? WBA「ランク外から2位」の注目選手

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   ボクシングのWBAは2020年12月1日までに最新のランキングを更新し、注目のバンタム級でゲーリー・アントニオ・ラッセル(米国)がランク外から一気に2位にランクインした。WBAのバンタム級は井上尚弥(大橋)がスーパー王者に君臨し、ギレルモ・リゴンドー(キューバ)がレギュラー王座を保持している。

   WBAの公式サイトによると、ラッセルの戦績はプロデビュー以来全勝をマークしており、現在17勝連勝中(12KO)である。ラッセルはボクシング一家に生まれ、実兄であるゲーリー・ラッセル・ジュニア(米国)はWBC世界フェザー級王者であり、同王座を5度防衛している実力者だ。

  • 井上尚弥
    井上尚弥
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元フライ級王者・比嘉は9位から10位に

   ランク外から2位にランクインし今後、注目の存在となりそうなラッセル。当面の目標は、レギュラー王者であるリゴンドーへの挑戦になるだろう。リゴンドーはスーパー王者・井上との王座統一戦をアピールしているものの実現していない。試合枯れ状態にあるリゴンドーにとって新たなライバルが出現した形だ。

   バンタム級の最新ランキングでは、1位はレイマート・ガバリョ(フィリピン)で変わらず、2位にランクされていた元王者ルーシー・ウォーレン(米国)が4位に後退した。10月31日に井上に挑戦してKO負けしたジェーソン・モロニー(オーストラリア)は8位から9位にランクを下げた。

   また、バンタム級9位にランクされていた元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(Ambition)は10位にランクを下げた。比嘉は所属ジム移籍後の初試合となった10月26日のノンタイトル戦で日本同級13位・堤聖也(角海老宝石)と対戦し引き分けに終わり、WBCの最新ランキングでは15位までランクを落としていた。

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