「すごい時代」「Webカメラ越しに両陛下が...」 皇室「オンライン行幸啓」に驚きの声

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   天皇皇后両陛下をはじめ皇室の方々が、情報通信技術(ICT)を積極的に活用して公務に臨まれている。

   新型コロナウイルスの感染拡大により行幸啓が難しいため、オンライン上での視察や交流を開始された。

  • ご公務の様子(日本赤十字社公式サイトより
    ご公務の様子(日本赤十字社公式サイトより
  • ご公務の様子(日本赤十字社公式サイトより

オンラインは「コミュニケーションの可能性を広げていると感じます」

   天皇皇后両陛下は2020年11月18日、日本赤十字社の医療現場(日本赤十字社医療センタ―、北見赤十字病院、福島赤十字病院、沖縄赤十字病院)を、お住まいの赤坂御所(東京都港区)からモニターを通じて視察された。新型コロナウイルスの対応にあたる医療従事者らとご懇談され、激励のお言葉をかけられた。日本赤十字社によれば、両陛下の公務でオンラインでの視察は初めてだったという。

   25日には、東京都と大分県にある高齢者施設などの高齢者らとオンライン上で交流された。両陛下は例年、こどもの日・敬老の日・障害者週間の前後にそれぞれ幼児・高齢者・障害者向け施設をご訪問されているが、今年は画面越しに実現した。

   26日には、秋篠宮妃紀子さまが、お住まいの宮邸(東京炉港区)から北海道千歳市の日本血液製剤機構千歳工場の関係者と懇談された。紀子さまは今年9月11日の誕生日の際、

「オンラインは遠方の人も含め、自宅や学校、職場から離れずに参加することができ、コミュニケーションの可能性を広げていると感じます。その一方で、一般的な情報通信機器を使うことが難しかったり、その使用によって疲労感が増したりする人もいると聞いており、気にかかっています。直接会うことの良さは多くありますので、状況に応じた豊かなコミュニケーションのあり方について、今後も考えていきたいと思います」

と述べていた。

   こうした状況に、SNS上では「すごい時代だな」「天皇陛下のご視察もリモートになるご時世なのかぁ」「Webカメラ越しに両陛下がごあいさつをされるとか、時代は変わった」「宮内庁意外と柔軟なのね」「同じ日に北海道・福島・東京・沖縄に行幸啓できているのもオンラインならでは」「陛下らが率先してこうして下さる事で『オンラインで済むことは全てオンラインで』という流れができると良いのだけれど」などと驚きの声が相次いでいる。

   なお、毎年1月2日に皇居で行われる「新年一般参賀」も"リモート"を望む声が少なくないが、宮内庁は11月27日、新型コロナウイルスの影響で中止すると発表した。

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