ヤクルト・山田、石山は残留するが...
今シーズン最下位に終わったヤクルトでは、小川泰弘投手(30)がFA有資格者となる。今シーズンは先発ローテーションの柱として20試合に登板し2ケタとなる10勝をマーク。投手陣の立て直しが大きな課題となるヤクルトにとって小川の存在は大きく、全力でエースの流出阻止に動くとみられる。ヤクルトではFA有資格者の山田と石山泰稚投手(32)が残留を決めている。
投手陣のなかで目玉となるのがパ・リーグのセーブ王である西武・増田達至投手(32)だ。昨シーズンは抑えを任され30セーブ、防御率1.18をマークし、今シーズンは48試合に登板し防御率2.02、33セーブの成績を残した。増田に関しては巨人をはじめ複数の球団が興味を示すとみられる。球団は増田を引き留めるために最大の誠意を見せ、複数年契約を提示している模様だ。
野手注目のDeNA梶谷隆幸外野手(32)は、11月27日にFA権を行使することを表明した。梶谷は今シーズン、チームメイトの佐野恵太外野手(25)と首位打者争いを繰り広げ、打率.323、19本塁打、53打点をマーク。昨シーズンは41試合の出場にとどまったが、今シーズンは109試合に出場し、年間を通して活躍した。すでに複数の球団が調査に乗り出しているとみられ、争奪戦になる可能性もある。
FA権を行使する選手は12月5日に「FA宣言選手」として公示され、12月6日から在籍球団を含めて全ての球団と契約交渉が可能となる。