年末ガキ使「情報ダダ洩れ」の意味は!? 次第に見えてくる「打倒紅白」の野望

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情報を小出しにすることで、関心を高めて...

   これら、もはや制作発表なくして番組の概要が判明してしまった感のある2020年の同番組。昨年までは、それこそ、ロケに使われたバスの写真がツイッター上で拡散するといった「流出」はあったものの、番組の概要に関しては、例年12月上旬に行われる制作発表で判明するという、一応の「儀式」を通じて発表されていたのだ。だが、今年は例年に比べて事前報道が過熱しており、番組タイトルすら早々に判明。その情報の漏洩ぶりはすさまじく、まさしく「ダダ洩れ状態」だ。この違いは一体何を表わしているのだろう。

   考えられることとしては、番組スタッフが例年になく「視聴率を取りに行っている」ということだ。つまり、渡部さんの出演をはじめ、番組の内容を少しずつ小出しにしていくことで番組への関心を高め、例年よりも高い視聴率を叩き出そうと考えているということだ。

   というのも、2020年の「NHK紅白歌合戦」は史上初の「リモート紅白」として行われることがすでに判明しているが、この、「異例の」というか、本来の力を発揮できない紅白であれば、例年、視聴率で民放1位を獲得するも紅白の後塵を拝している「笑ってはいけないシリーズ」が、全局1位となる可能性がこれまでよりも高いとも考えられるのだ。その、「絶好のチャンス」に「ガキ使」のスタッフが気付いていないと考えるのは、ずいぶんと無理があることなのではないだろうか。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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