ピン芸日本一決定戦「R-1グランプリ2021」の出場資格が例年から変更され、多くの芸人がショックを受けたようだ。
大会の開催発表会見が2020年11月25日、東京都内で開かれ、「プロは芸歴10年以内」でなければ出場できないことが判明。今年こそは、と優勝を目指していた「ベテラン」たちがツイッターで思い思いの言葉を残している。
「最後の年に決勝行かせて頂けたことは末代まで語り継ぎます」
R-1に転機が訪れた。02年に第1回が始まった同大会はこれまで芸歴不問で出場できたが、今大会は、プロは「芸歴10年以内」(2010年1月1日以降に活動開始)、アマチュアは「R-1への出場が今回で10回目以内」に制限されることが、会見で明らかになった。エントリー期間は11月25日~12月25日で、1回戦は12月27日から、決勝は21年春に行われる。
大会が始まる約1か月前に発表された「10年縛り」ルールに、出場資格を失った芸人たちがツイッターで思いの丈を吐露している。20年大会ファイナリストのお笑いコンビ「すゑひろがりず」南條庄助さんは「R-1の出場資格が芸歴10年以内に変更されたので、僕は出られなくなりました!最後の年に決勝行かせて頂けたことは末代まで語り継ぎます。もしいつかまた芸歴問わず1人で芸を披露する大会が何か始まればまた挑みたい所存です。R-1よさらばじゃ!ありがとうございました!!!」と惜別の投稿。
同じ20年ファイナリストの守谷日和さんも「前回決勝行かしてもらってボロ負けしたので益々やる気になってるタイミング。いつかは来ると思ってたがラストチャンスはあると思っていた。熱くなれるラストイヤーを味わえないのが残念。さあ、ここからどうするかは自分次第!!」と前を向いた。
19年大会ファイナリストの元「巨匠」(16年解散)岡野陽一さんは「借金返済チャンス大会が...」と落胆。だがギャンブル好きで知られており、「くくくく。しかし、私はパチンコ屋が、パチ歴10年以内しか入れなくならない限り死なないのだ!」とポジティブだった。