「創作ガイドライン」設ける作品も
また、小説「キノの旅」などの時雨沢恵一氏は、
「二次創作がトレンドに入っていて何かと思いましたが、私は自作『キノの旅』が、例えキャラが崩壊した作品として生まれ変わっても特に違和感や嫌悪感はありませんし、むしろ自分で超やりたかったのでやってしまいました。そう、『学園キノ』です。楽しいよ読んで。自然な宣伝」
と、自ら手掛けた「キノの旅」スピンオフ作品の「学園キノ」を紹介した。
なお、2010年代以降に入ってからは「艦隊これくしょん」「東方Project」「Fate/GrandOrder」など、二次創作について公式側が「創作ガイドライン」を設け、ガイドライン内の二次創作については公式としてそれを認める作品も増えつつある。
少なくとも私は、他人のキャラや世界に浸って、「こうあって欲しい」「こんな場面が見たい」を妄想すんのが出発点だったし今も好きだな。「キャラ解釈」「権利侵害」はまた別の話だし、二次創作は尊重すべきとか以前に、架空の物語を愛する同士として、みんなでうつつを抜かしたいと思うよ。
— 椎名高志@絶対可憐チルドレン59巻9/18解禁 (@Takashi_Shiina) November 24, 2020
件の作家さんはたぶん今、職業として何か厳しい立場にあるんじゃないだろうか。仕事にするといろいろあるけど、創作の基本は「遊び」で、煮詰まったときにはそこに帰るのがいいんじゃなかろうか。プロもたまには好きな作家の二次創作ラクガキとかしていいのよ。
— 椎名高志@絶対可憐チルドレン59巻9/18解禁 (@Takashi_Shiina) November 24, 2020
だからまあ、イヤならイヤでいいんだけど、「風潮に屈して我慢している」人はそういないと思うし、イヤだからって全員を止めるのは難しい。他人の遊び方で自分の幸福が脅かされると感じるのは、自分が楽しく遊べてないだけかもしれないよって話。必死に頑張ってる時にはよくある。
— 椎名高志@絶対可憐チルドレン59巻9/18解禁 (@Takashi_Shiina) November 24, 2020
いや俺だって気に入らない二次創作を差し止める権利を放棄する気はねえよ。いまんとこ行使したいと思ったことはないし、私の描くネタが行使される方がありそうだけど。
— 椎名高志@絶対可憐チルドレン59巻9/18解禁 (@Takashi_Shiina) November 24, 2020