「真っすぐに対する打者のスイング力に差が...」
また、橋上氏は巨人打線に関して「セ・リーグで優勝した時の形でソフトバンクに挑んでも太刀打ちできないということがこの3戦で分かったと思う」と指摘し、ソフトバンク打線との違いについて次のように言及した。
「ソフトバンク打線と巨人打線には、真っすぐに対する打者のスイング力に差があったと思います。ソフトバンクの投手と捕手はそれを感じているはず。おそらく巨人打線にそれほど怖さを感じていないでしょう。巨人打線の調子うんぬんよりソフトバンク投手陣の力量が上だと感じました」
4連勝を狙うソフトバンクは、ベテラン和田が先発のマウンドに上がる。対する巨人は畠に望みを託す。このまま巨人は4連敗でシリーズを終えるのか。橋上氏はシリーズ4戦目について次のように指摘した。
「このシリーズのなかで、巨人にとって和田投手が一番対応しやすい投手だと思います。巨人は和田投手から得点する可能性はあると思います。ただ、畠投手がどれだけソフトバンク打線を抑えることが出来るか。ソフトバンクの投手陣から多く得点することが理想ですが、それよりは畠投手から始まる投手陣が少しでも失点を防いでいくことが大事だと思います。厳しいかもしれませんが、いかにしてソフトバンクに点をやらないか。そこに勝機があると思います」(橋上氏)