タレントの眞鍋かをりさん(40)が2020年11月24日、楽しみにしていた大ヒット中の映画「劇場版『鬼滅の刃』 無限列車編」の「ネタバレ」を各所で受け、うんざりしていることをツイッターで明かした。
興行収入は24日までに歴代3位の259億円を突破し、勢いの止まらない同映画。当然ファンは多く、SNSやメディアでその名前を見ない日はない。それだけに降りかかってしまった「ネタバレ」に悲鳴をあげた眞鍋さんには、同情やネタバレ対策の助言、さらには「結末を知ってても、全く問題なく感動できました!」というポジティブな意見まで、さまざまな声が寄せられている。
「いろんな所からどんどんネタバレくらっててしんどいもう無理」
眞鍋さんは「鬼滅はアニメと、コミックスは無限列車編の最初の方までしか読まずに我慢してて、もうちょっと落ち着いてから映画観に行ってそのあとコミックスで続きを読む計画でいたんだけど、その間にいろんな所からどんどんネタバレくらっててしんどいもう無理」と投稿。意図せずネタバレされたことを嘆いた。
同映画は10月16日の公開から10日間で興収100億円、24日間で同200億円を超えており、いずれも国内上映の映画最速の記録。日に日にファンを増やしており、ツイッターなどでは感想が頻繁に投稿される。報道でも盛んに扱われているほか、日常会話にしばしば登場するという人も多いだろう。
それだけに眞鍋さんのような「悲劇」に見舞われることは珍しくないようだ。ツイッターやネット掲示板では「それそれ。なんかいろんなところでネタバレが」「自分もネタバレ多過ぎて凹んでます」と同情する声。同映画を見るよう押し付けたり、批判を許さなかったりなどの風潮を指して「キメハラ(鬼滅の刃ハラスメント)」という言葉も生まれたが、「ある意味、キメハラですね」という声もある。
対策として「ネタバレ嫌ならネット見るなよ」という書き込みもあるが、一方で「今の時代、情報のシャットダウンは難しいですね...たとえネット絶ちしても周りの人からボロボロと」との指摘もあり、一筋縄では防げなさそうだ。「早めに行くに限る」という方法が現実的なのかもしれない。
「ネタバレもなにも...」
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で16年2月~20年5月に連載された吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんの原作漫画は、発行部数1億部を超える大人気作。今回の映画のシナリオは原作を踏襲しているため、「ネタバレもなにももう完結してるだろ」「原作が完結してるんだから油断したらネタバレ食らって当然でしょうよ」「難しいですよね、コミックスは随分前に出てるし...。私もアニメしか観てないのでがっつりネタバレされてますが、自らシャットアウトするしかないと思ってます」といった指摘も。眞鍋さんが途中までコミックスを読んでいると書いているためか、「マンガ全巻からアニメで追いかけでいいと思う」と先に原作読了を勧めるユーザーもいた。
さらに、同映画を鑑賞した一部ユーザーはそもそもネタバレを悲観していないようだ。眞鍋さんに対し、「あらすじ知ってても、結末を知ってても、全く問題なく感動できました!」「殆どが漫画読んで知ってる上で見に行ってんだけど? それでも泣けるんだけど」「ネタバレされた状態で読んでもまた違った視点でみれる」とポジティブな声も寄せられている。
鬼滅はアニメと、コミックスは無限列車編の最初の方までしか読まずに我慢してて、もうちょっと落ち着いてから映画観に行ってそのあとコミックスで続きを読む計画でいたんだけど、その間にいろんな所からどんどんネタバレくらっててしんどいもう無理
— 眞鍋かをり (@KaworiM0531) November 24, 2020