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「デジタルバンク」設立準備で存在意義を見いだせるか

   東京きらぼしフィナンシャルグループは2020年10月30日に、きらぼしデジタルバンク設立準備会社を設立。2021年度中にデジタルバンクを開業すべく準備を進めている。

   きらぼし銀行との連携による対面コンサルティングサービスと非対面によるデジタルサービスとのハイブリッド化。即ち「『対話を軸にした"金融にも強いサービス業"』の更なる進化を目指す」(決算短信より)としている。

   銀行業と証券業の兼業が認められていない国内の金融事業規制とはいえ、投資信託は銀行でも証券でも扱える金融商品の一つ。投資信託以外の、証券業でしか扱えない株式などの金融商品を、長期資産形成というキーワードで顧客に提案しなければならないだろう。

   さもなければ顧客は預金を軸にお金の相談ができるデジタルバンクのほうを選ぶに違いない。

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