あのアミューズ、エイベックスも... 改めて浮き彫りになる「コロナ禍」エンタメビジネスへの大打撃

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   エンタメビジネスがコロナ禍で苦境に立たされている。

   それを象徴するのが、東証一部上場のエイベックス(東京都)とアミューズ(東京都)の21年3月期の上半期決算だ。ともにコロナ感染拡大に伴うライブイベント自粛の影響が響き、大幅な減収減益となった。

  • 「ライブ中止」で芸能事務所の苦境あらわに(画像はイメージ)
    「ライブ中止」で芸能事務所の苦境あらわに(画像はイメージ)
  • 「ライブ中止」で芸能事務所の苦境あらわに(画像はイメージ)

エイベックスは希望退職者募集、本社売却報道も

   エイベックスは20年11月5日に21年3月期第2四半期(20年4月1日〜9月30日)決算を発表。売上高は前年同期比で269億円減となる342億円、最終損益は15億円減となる32億円の赤字だった。

   02年以降、18年連続で開催してきた音楽フェス「a-nation」がオンライン開催となるなど、新型コロナによるライブイベント自粛の影響が大きく、音楽事業では「ライヴ」の売上高が前年同期の10分の1以下となる14億2100万円にとどまった。

   厳しい経営状況を受け、同5日には音楽事業などに在籍する40歳以上の社員100人程度に対し希望退職者を募集することを発表。10日には、東京・南青山にある本社ビルの売却を検討していることが、複数の媒体によって報じられた。

   ビル売却報道を受け、エイベックスは11日に公式サイト上で「構造改革を進めており、その一環において『本社ビル』の売却を検討しているのは事実でございます」としたものの、「現時点で決定した事実はございません」と伝えている。

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