過去にも繰り返されてきた「パニック」の数々
なお、同様の声は毎年、日本シリーズの時期になると、これでもかとばかりに繰り返されてきた。例を挙げると、2018年10月期には、ドラマ「中学聖日記」(TBS系)が放送されていたが、日本シリーズの影響で10月30日の第4話が40分にわたって遅延。このため、「中学聖日記を録画したはずが日本シリーズがひたすら録画されてる」と、嘆く声が続出したのだ。
また、2019年10月期にはドラマ「同期のサクラ」(日本テレビ系)が放送されており、やはり、日本シリーズの影響で10月23日の第3回が55分にわたって遅延。このため、「何ということだ。同期のサクラも日本シリーズのために 1/3くらいしか録画できていない」といった声がツイッター上を駆け巡っていたのだ。
同様の事例は日本シリーズにとどまらず、同じく、2019年7月期には、月9ドラマ「監察医 朝顔」(フジテレビ系)の第10回が9月16日に放送されたが、同日の放送は「FIVBワールドカップ女子大会」の遅延により55分遅れで開始。このため、「ちょっとぉー!バレーのせいで朝顔ちゃんが7分しか撮れてへんやないかーい」「え?ちょっと待って...昨夜の朝顔がバレーに変わってるんですけど...」といった声が相次いだ。
なお、「嵐にしやがれ」についてのパニックが起きた翌日の2020年11月22日も、日本テレビ系で日本シリーズ第2戦が放送。延長の幅は最大で110分。このため、放送が延長された場合は、「行列のできる法律相談所」「極主夫道」「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」といった番組が影響を受けることになる。これらの番組を予約録画しようとしている方は、どうぞ、ご注意あれ......。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)