「風潮の変化」口にする人も
「オンライン飲み会」に対する人々の考え方に、変化が生じたのだろうか。緊急事態宣言下で「月5回程度オンライン飲みをやっていた」という20代男性は、J-CASTニュースの取材に対し、「風潮の変化」を口にした。
「緊急事態宣言解除がきっかけで、オンライン飲みするぐらいなら普通に飲めばいいという風潮が周りで広がり、そこからは行っていません」
対面・オンライン問わず、飲み会自体を「そもそもやっていない」という別の20代男性も、宣言解除以降から世間の「風潮の変化」を感じたという。
「自分の周りでも『そろそろ(対面でも)大丈夫なんじゃないの?』みたいな空気はあったように思います。最近は夜(8時半とか9時ごろ)に最寄り駅から自宅に帰る途中、扉や窓を開け放ちながら(おそらく密閉対策)営業し、ほぼ満席状態のバーや居酒屋などを何件か見かけるようになりました」
日本フードサービス協会が10月26日に発表した調査によると、緊急事態宣言下の4月、5月の「パブレストラン/居酒屋」の利用客数は、前年同月の1割程度に低迷。しかし、宣言解除後の6月以降は、おおむね前年同月4割~5割程度まで回復を見せている。「対面飲みでも大丈夫だろう」という意識の変化は、こうしたデータにも表れていると言えそうだ。
他にも、「セッティングが面倒だった」(20代女性)、「終わった後の物足りなさを感じる。雰囲気があまり得意ではない」(別の20代女性)などの理由で、「オンライン飲み会」をやめてしまったという人もいた。