岡田光世「トランプのアメリカ」で暮らす人たち
極右と呼ばれる「プラウド・ボーイズ」と行動を共にした夜

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

反トランプ派から攻撃を受ける動画

    突然、辺りが騒がしくなってきた。プラウド・ボーイズたちが携帯電話で、トランプ支持者らが攻撃された動画を見せ合っている。

    この日、町じゅうで、アンティファやBLM運動家の一部の過激派から、トランプ支持者が攻撃される事件が起きていた。

    私も目撃したが、トランプ支持者が合衆国最高裁判所まで平和的に行進しているところへ、黒づくめのアンティファらしき集団が押しかけたが、警察隊がその間に入り、大事には至らなかった。

    トランプ支持の旗や野球帽を被って歩いているだけで、大勢で取り囲み、旗や帽子を奪い取り、メガホンで「負け犬!」「出ていけ!」と脅し続ける。プラウド・ボーイズたちの携帯の動画には、歩いていた白人男性が背後から首に勢いよく腕をかけられ、うつ伏せの状態で地面に激しく叩きつけられ、顔面から大量の血を流している様子が写っていた。

    別の動画では、胸に「トランプ」と書かれたTシャツ姿の高齢の白人男性が自転車で通りがかると、自転車を倒され蹴りを入れられている。そして、周りに集まった黒づくめのアンティファらしき集団に、「マザーファッカー!」「けだもの!」「クソ野郎!」「ここから出てけ!」と怒鳴られ続け、水をかけられた。

    鎖を手にする男性が、「何のためにそれを持っているんだ」と声をかけるトランプ支持者に鎖で襲いかかり、警官に取り抑えられた。

    反トランプの過激派が、トランプ支持者が滞在するホテルへ押しかけ、「出ていけ!」と連呼する。店の外のテーブルで食事するトランプ支持者たちに向かって、大型花火を投げ入れる。

    プラウド・ボーイズの1人が、「これを見ろ。まさに今、起きていることだ」と自分の携帯を仲間たちに突きつけた。旗が燃やされている動画だった。

姉妹サイト