ジョナサン、「ファミレスの雄」40周年に迎えた岐路 「都心」「女子会」強みにコロナ直撃...復活の道はあるか?

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ガストは「純増」も...ジョナサンは「純減」

   そうした中、今回のコロナ禍が襲った。8月13日に行われたすかいらーくHDの20年上半期の決算説明会では、東京でも客数の多かったJR山手線内圏の「オフィス街」「繁華街」「都内の観光地」にあるジョナサンが、コロナ禍で客足を大きく減らしていると明かされた。当時の説明会資料によれば「在宅勤務や大学授業のリモート普及などによる外出控え、インバウンド減少の影響が大きい」ことが理由だとしている。

   さらに11月12日、すかいらーくHDの第3四半期決算説明会では、20年~21年末にかけてグループ200店舗を閉店する(閉店した店舗を含む)と発表された。新型コロナウイルス感染拡大による客数・売上の減少が響いた形だ。

   閉店する200店舗の内、ガストが45店、ジョナサンが26店を占めた。ガストに関しては新規出店なども多いことから、全体としては閉店より出店の方が多い「純増」になる見込みだという。

   一方、ガストより閉店数の少ないジョナサンだが、全体としては出店よりも閉店の方が多い「純減」の見込みだ。その具体的な数について、すかいらーくHDの金谷実取締役常務執行役員は説明会で「70店」と説明していた。ただ、すかいらーくHDの広報は11月18日、J-CASTニュースの取材に対し「転換予定が未だ流動的な状況となっており、(純減の)正しい数値をお伝えすることが難しい」と説明を改めている。

   ジョナサンの現状について、すかいらーくHDの谷真代表取締役会長兼社長は説明会で「都心部については、当面の間かなり厳しいという風に思っている」と語った。実際に、直近では渋谷桜丘店(11月5日閉店)、大久保店(11月5日閉店)、目黒店(11月8日閉店)のように、JR山手線の駅前にあるような好立地店が閉店したケースも発生している。

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