「彼らは今回、フェイクニュースを書くまでもない」 ロシアが介入する「必要なかった」米大統領選の混沌

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「我々が自分でフェイクニュースを量産」

   米NBCテレビは、誤情報の監視を続けている元FBI捜査官のクリント・ワッツ氏の話を引用する形で、

「今回については、ロシア、イラン、中国が重大な干渉をしたとは言えない。彼らは今回はフェイクニュースを書く必要はない。我々(米国側)が自分でフェイクニュースを量産しているからだ」

と指摘している。

   トランプ氏の周辺も、本人同様に根拠不明情報の発信源になっている。トランプ氏の息子のエリック・トランプ氏は11月6日、

「ペンシルバニア、ミシガン、ネバダ、ジョージア、ウィスコンシンで報告されている不正の量は現実的ではない。個人的な経験を教えてほしい」

とフェイスブックとツイッターで主張。トランプ氏と同様に警告の表示がつけられた。

   NBCは、誤情報の監視を続けている「民主政治体制を守るための同盟」ブレット・シャーファー氏の話を引用する形で、ロシアのプロパガンダ機関は(トランプ陣営による)不正行為の主張を広く報じているが、そこから踏み出す形で、その内容を増幅はしていないと指摘している。

「ロシア側が今言っていることのほとんどは、米国が混乱していて、混沌としていて、民主主義が崩壊している、ということだ」

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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