「ぴえん」商標出願で使えなくなる? アパレル会社申請にネット物議も「保険的な意味」

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会社「訴訟等でご迷惑をお掛けしないという...」

   ブランチ・アウトの担当者は20日、J-CASTニュースの取材に、出願の経緯を次のように説明する。

「当社卸先より、本件商標に関して商品化の依頼がありました。当社としては権利が不明なものに関して、商品化が出来ないという見解でおりますので、権利を確認した上で、商標登録出願に至っております。また商標の権利が不明でお取引先様に訴訟等でご迷惑をお掛けしないという保険的な意味もございます」

   ぴえん関連の商品化・サービス提供については「商標登録が完了していませんので、まだサービスおよび商品化は行っておりません。あくまでも商標が登録されてからの動きになります」とする。

   仮に商標登録できても独占的・排他的な活用は想定しておらず、「基本的に当社がお取引を行っているお取引先様にご迷惑をお掛けしないための商標権の取得です」と強調した。

   2019年の商標出願件数は19万773件あり、そのうち登録されたのは10万9859件。審査の着手は通常、9~14か月ほどかかる。

   なお、ぴえんの文字商標は玩具メーカー「いきもん」(東京都あきる野市)が2020年3月に出願(現在は審査中)している。同社はぴえん関連のカプセル玩具を展開する。また、5月には化粧品会社「かならぼ」(東京都渋谷区)が、ぴえんの派生語で、潤んだような瞳を演出するメーク法「ぴえんアイ」の文字商標を出願(審査待ち)している。

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