年末年始の留学生や駐在員の往来を見込む
西田氏は「なかなか楽観視できるような環境ではないのは事実」としながらも、年末年始に往来が見込まれる留学生や駐在員、その家族の利用を想定している。JALをはじめとする「フルサービスキャリア(FSC)」と呼ばれる航空会社では、年末年始は運賃が高騰するため、西田氏は「誰もが使えるような価格ではないだろう」とみる。対するZIPAIRは、年末年始はJALの「5分の1ぐらいの値段になっている」といい、「新しい選択肢を提示するところに我々が参入する意義がある」などと話した。
乗客にとっては様々な制約がある中での新路線の開設で、ZIPAIRでは(1)成田空港出発時のPCR検査(2)駐車場+お帰り時空港お車お届けサービス(3)帰国後の郵送PCR検査、といったオプションサービスも用意。乗客の反応を反映させながら、21年2月をめどにサービスの内容を変化させていただきたい考えだ。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)