目撃されたバスに書かれた「行く先」は...
この日の朝9時台、とあるアカウントが「笑ってはいけないバスあった! ホテル&カジノだった」との文言と共に、住宅地の中を通る道路上とみられる場所で撮影されたバスの写真を投稿。写真は瞬く間に他のアカウントに引用されて拡散したのだ。
拡散中の写真は解像度が低く、かなり荒い画像なのだが、「行く先」の部分をよくよく見ると、確かに、「ホテル&カジノ」と読める箇所があることに気付く。「笑ってはいけない」では2009年~10年の年越し企画として「ホテルマン」編を放送している。さらに話題性の高いカジノが盛り込まれる――というのは、いかにもありそうな設定だ。
ただ、今回の画像の出方についてはこれまでとやや違う点があるのも事実である。
というのも、例年、バスの目撃証言としてツイッター上に上がる写真は複数種類ある一方で、今回は19日19時時点で1種類であり、極端に少ない状況だ。複数の確度の高い目撃証言が挙がる例年とは、かなり状況が異なる。
なぜ目撃証言が少ないのか。たとえば例年とは異なり、バスでのやりとりに長い尺を使うことなく、その走行シーンが非常に短いという可能性も考えられる。前述の記事も合わせると、そもそも登場が一瞬という線もありうるだろう。もちろん、この画像がフェイクや勘違い、あるいは番組による「情報戦」として流布されたという疑いも捨てきれない。
というわけで、2020年の「笑ってはいけないシリーズ」に例年通りバスが登場するか否かはまだ全くもって未確定であるということが出来るだろう。というか、そもそも、番組が放送されるとする発表があったわけでもないのだ。それでも、番組への視聴者の関心が非常に高いのは紛れもない事実であり、それ自体が、「笑ってはいけないシリーズ」の根強い人気を象徴していると言えるだろう。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)