WBC王座の行方は混沌
WBC王座の行方は混沌としており、専門メディア「Boxing Scene」によると、ウバーリと契約を結んでいるMTKグローバルのボブ・ヤレン氏は、WBCはウバーリを休養王者にし、ドネアとロドリゲスのカードが同級王座決定戦になるとの見解を示している。いずれにせよ、WBC王座が「統一」されるまで時間がかかりそうで、井上が王座統一路線を選択するならばWBOを優先する可能性が高い。
井上の次戦は王座統一路線ならばカシメロ、IBFの指名試合ならばダスマリナスが有力となる。ただ、指名試合に関しては、井上陣営に多くの時間は残っていない。「ABS-CBN」の記事が指摘するようにダスマリナスは1年以上も待たされている。IBFは主要4団体のなかでもルールに厳格な団体として知られており、井上が王座を保持する限り今後、必ず指名試合をクリアしなければならず「その時」は迫っている。