日本航空(JAL)はミッキーマウスの誕生日にあたる2020年11月18日、ミッキーを機体に描いた特別塗装機「JAL DREAM EXPRESS FANTASIA 80」(ボーイング767-300ER型機)を就航させた。
特別塗装機は、1940年に世界初のステレオ音声作品として公開された長編アニメ映画「ファンタジア」の公開80周年を記念。機体には、魔法使いの弟子の姿をしたミッキーの姿が描かれ、ミッキーが羽織るローブの色もあしらった。初便はチャーター便として運航され、便名は「JL1940」。応募倍率は10倍以上で、ディズニーグッズに身を包んでミッキーのぬいぐるみを抱えたり、定番の「耳」やリボンつきのカチューシャを着けたりしたディズニーファンが羽田空港に集まった。
2022年3月まで国内線の定期便でも運航
ミッキーが主演した最初のアニメ短編映画「蒸気船ウィリー」が公開されたのが1928年11月18日で、この日がミッキーの誕生日として位置づけられている。ディスニーのキャラクターを描いたJALの特別塗装機「JALドリームエクスプレス」は、1994年の初代から数えて、今回が11機目。機内は特別デザインのヘッドレストカバ-(3種類)や紙コップ(6種類)で彩られ、羽田空港の搭乗ゲートには歴代特別塗装機のモデルプレーン、初代「JALドリームエクスプレス」で客室乗務員(CA)が着たエプロン、ミッキーのフォトパネルなどを展示。思い思いの格好をした乗客が写真撮影を楽しんだ。
遊覧フライトは13時過ぎに乗客207人を乗せて羽田空港を出発、関西方面に向かった。「ファンタジア」80周年にちなんで、横向きに「8の字」のコースを飛行する予定だ。
特別塗装機は11月18日夕方から、国内線の定期便でも運航される。2022年3月ごろまで、羽田と札幌(新千歳)、大阪(伊丹)、福岡、沖縄(那覇)を結ぶ予定だ。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)