ベネッセコーポレーションは2020 年 1 月~ 9 月に生まれた新生児 19 万人を対象に、名前の読みや漢字などを調査し、毎年恒例の「たまひよ名前ランキング」として発表した。男の子は「蓮」(主な読みは「れん」)が3 年連続、女の子は「陽葵」(同「ひまり」)が5 年連続で 1 位となった。
男の子の「蓮」は、蓮(ハス)がしっかりと根を張る植物であることから力強さを感じさせ、短く呼びやすいことが人気の理由という。女の子の「陽葵」はヒマワリを連想させる名前で、「まっすぐな明るい子に」という親の願いが込められているようだ。
男女とも「あおい<蒼・葵>」が順位上昇
男の子の2位は「陽翔」(はると、前年は6位)、女の子の2位は「結菜」(ゆいな、同4位)となり、「陽」「結」などの言葉が順位を上げた。ベネッセは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、「明るさ」や「つながり」など「未来への願いを込めた名前」が人気を呼んだとみている。
男の子の3位は「蒼」(あおい)、4位は「樹」(いつき)、5位は「湊」(みなと)。女の子の3位は「莉子」(りこ)、4位は「芽依」(めい)、5位は「紬」(つむぎ)だった。
男の子の「蒼」は初のトップ3 入り。女の子の名前として文字は異なるものの、「葵」(あおい)は前年の8位から6位に順位を上げている。ベネッセは「男女を問わないジェンダーレスの名前の人気が高まっている」とみている。
男の子は「蓮」「蒼」「樹」「湊」「律」など漢字一文字の名前がトップ10 のうち半分を占め、人気が定着してきているという。女の子も「紬」「葵」「凛」「澪」などがトップ10入りするなど、漢字一文字は人気だ。