力強く叩いたら...恐れていた事態に
ジップロックを冷凍庫に入れた翌日、「冷凍庫は水浸しになっていないだろうか...」と不安な気持ちを抱えながら出社した。
取り出したジップロックは若干大きくなって、カチコチに凍っていた。
岩のように固くなってはいるが、袋に破損は見られない。さっそくタオルを巻いて、トンカチで割ってみよう。
氷は思ったよりも硬く、「コンコン」と軽く叩くくらいでは傷もつかない。あまり強くやると袋が破けてしまいそうだが、筆者(女性、推定握力30キロ弱)は少し本気を出すことにした。
強めにガンガン叩くと、氷は割れていく。5分くらいで、徐々に小さな氷ができてきた。
しかし、同時に恐れていたことも起きてしまった。
タオルを被せているとはいえ、トンカチを使っているのだ。案の定、ジップロックが裂けてしまい、氷が少し飛散してしまった。必ずしもそうなるとは限らないが、この工程は裂けることを前提に行った方がいいだろう。
ほどよく割れてきたところで、別のジップロックに移し替えたものがこちら。コンビニ等で売っている、かちわり氷パックのようだ。
ちなみに凍らせる前の状態と比べると、こんな感じ。
氷の方は一部床に落とすなどして減ってはいるが、一般的な製氷皿で作るよりも量がある。一人飲みなら、手元に置いて多少溶けてしまっても一晩持ちそうな分量だ。
できた氷をグラスに入れ、さっそく飲み物を注いでみた。一応、勤務中なのでお酒ではなく紅茶にしたが、なかなか様になっている。氷を入れすぎたのか、飲むと紅茶は少々薄味になっていた。
そんな「ジップロック製氷術」だが、注意点はないのか。J-CASTニュースは2020年11月上旬、日本でジップロックを販売する旭化成ホームプロダクツ(東京都千代田区)を取材すると、以下の3点を挙げた。
●水分が多いものや液体状のものを保存する場合は、漏れるおそれがあるので、バットなどを下に敷く
●内容量は8分目以下に留める
※想像以上に膨らむと思います。8分目だとギリギリではないでしょうか。膨らむと破裂したり、ジッパーが空いてしまったりといったことにつながります。
●あらかじめ液漏れしないかを確認してから使用する
また、筆者としては、以下の2点も追加したいところ。
●水入りジップロックは重いので、運ぶ時に注意
●トンカチを使うときは袋が裂けること前提で場所を選ぶ
実践を考えている人は参考にしてほしい。