ツイッター「まずリンク先を読んでみませんか?」、記事以外でもテスト運用 米大統領選では一定の効果「誤解を招く情報の拡散を遅らせられた」

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   ツイッター社は2020年11月14日、記事だけでなくウェブサイトのリンクをリツイートするとリンク先を確認するように促す新機能をテストしていると、米国版サポート公式アカウントから告知した。

   同社は、今回の米大統領選を新型コロナウイルスなどの影響を受けた「異常な選挙(an unusual election)」であるとし、誤情報の拡散を防ぐことを目的に多様な取り組みを行ってきた。その中で、記事のリンクをリツイートする際には、リンク先の一読を呼び掛ける注意喚起を表示する仕様を導入。今回はこれに加えて、記事以外の通常のリンクであっても同様の表示を行うとしている。

  • リンクをリツイートするとリンク先を確認するように促す新機能
    リンクをリツイートするとリンク先を確認するように促す新機能
  • リンクをリツイートするとリンク先を確認するように促す新機能

ホームタイムラインと通知でのツイートおすすめは再開

   ツイッター社は11月12日、10月27日から11月11日までに投稿された米大統領選に関するツイートに関する報告を発表した。この発表によれば、リツイートではなく引用リツイートを推奨する仕様によって、リツイート数は23%減少し、引用ツイートは26%増加したという。リツイートと引用ツイートの総数は20%減少したが、誤解を招く情報の拡散を遅らせられたとしている。

   そして同日、これらの変更の一部を元に戻した。選挙期間中は、ホームタイムラインと通知でツイートのおすすめを表示することを取りやめていたが、現在は元に戻されている。

   一方で、リツイートではなく引用リツイートを推奨する仕様は現時点で継続することとなった。さらに14日には、AndroidとiOSを使用している人に対し、ウェブサイトでも注意喚起を表示する新機能をテストしていると告知された。ツイッター上でリンク先を読まずにリツイートしようとすると、「まずリンク先を読んでみませんか?」といったメッセージが表示されるようになっている。

   冒頭の告知に対して、ユーザーからは英語で、「つまり、古いリツイートボタンが元に戻らないということか」、「確かに、まず読まずに何かをリツイートすることはないな」といったコメントが寄せられた。

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