舞台やドラマに出演し、幅広く活躍していた俳優の窪寺昭(くぼでら・あきら)さん2020年11月13日に亡くなった。14日、業務委託先の事務所ヒラタオフィスが、
「あまりにも突然の出来事で、ご家族・スタッフ共々まだ現実を受け止めることすらできない状態でございます。詳しい状況については現在調査、確認を行っております」
などと公式サイト内で発表した。43歳だった。
窪寺さんの訃報を受けて、ネット上には出演俳優やファンから惜しむ声が寄せられている。
「仮面ライダー」シリーズにも出演
窪寺さんは東京都出身。2003年に実写版「美少女戦士セーラームーン」(TBS系)で敵のクンツァイト/シン役を演じ、「仮面ライダーキバ」(テレビ朝日系、2008年~09年放映)や「仮面ライダーオーズ/OOO」(同系、2010年~11年放映)にも出演していた。
また恋愛アドベンチャーゲームを原作としたミュージカル「薄桜鬼」シリーズでは、新選組の「芹沢鴨」役を。2016年には舞台「刀剣乱舞」シリーズの「虚伝 燃ゆる本能寺」に出演し「明智光秀」役で注目を集めた。
窪寺さん死去のニュースが流れたのは11月14日未明。同日、俳優の東啓介(ひがし・けいすけ)さんが、ツイッターに
「窪寺昭様の御冥福をお祈りいたします。悲しすぎる」
と追悼のコメントを寄せた。東さんは舞台「刀剣乱舞」の「虚伝 燃ゆる本能寺」で「燭台切光忠」を演じていた。
ファンからは、
「窪寺昭さん...ご冥福をお祈りいたします」
「目覚めてもやっぱり夢ではなかった...信じられない」
「舞バサ、刀ステでしか見たこと無かったけど、凄く素敵な俳優さんだったのに......」
「自分が舞台演劇をこんなにも好きになったのは、窪寺昭さん演じる明智光秀が人の心の襞(ひだ)と綾(あや)の愛おしさを、あまりにも巧みな芝居でつぶさに魅せてくれたからと云って過言ではないのです」
など窪寺さんの死を惜しむ声が相次いで寄せられていた。