WBC正規王者決定は早くても来春以降か
WBC王座は4団体統一を目指している井上がターゲットとしている王座でもあり、ウバーリの「欠場」が正式に決まれば井上の今後に影響を及ぼすことになりそうだ。WBCが暫定王座を設けた場合、正規王者ウバーリはドネアVSロドリゲス戦の勝者との王座統一戦をクリアしなければならず、そうなるとWBCの正規王者が決まるのは早くても来春以降となるだろう。
スケジュール的にみれば、井上は10月31日(日本時間11月1日)にタイトル戦を行っているため次戦は来春が見込まれる。保持するIBFの指名試合を視野に入れながらWBC、WBO王座の統一を目指していくわけだが、WBCのタイトル戦がずれ込めばWBC王座統一は次戦の選択肢から外れ、IBFの指名試合もしくはWBO王者ジョンリル・カシメロ(フィリピン)との王座統一戦の可能性が高くなるだろう。