2020年11月12日に突如として「グッとラック!」(TBS系)を降板した小林麻耶さん(41)についての「ざわつき」が止まらない。
13日朝、小林さんは自身のYouTubeチャンネル「コバヤシテレビ局」で生配信を実施。整体師やヨガインストラクターを務める夫の國光吟さん(37)と共に登場した小林さんは、配信中に16分間にわたって、2人で「瞑想」する姿を披露。21分間の放送中に16分間にわたって2人の「瞑想するだけ」の姿が流れるという異様な配信に対しては、「これはヤバい。。。こんな人、そりゃ生放送の番組には使えない」といった声がコメント欄にあふれた。
小林さんは、今後、どうなってしまうのか?
もはや「迷走」状態の小林さんだが、本人を心配する声は他にも上がっており、中には「所属事務所の『正常なマネジメント業務を行う事が困難になったため』の意味が分かりました」と、小林さんが後戻りできない状況になりつつあることを察したというコメントすら寄せられる状況に。確かに、この状況では生放送でなくてもテレビ出演は不可能であろう。
また、「正常なマネジメント業務を行う事が困難になったため」という理由で契約を打ち切られてしまっては、当面、小林さんが別の芸能事務所に入ることも難しそうだ。そうなると、今後、小林さんが情報発信を行う手段としてはYouTubeがメインとならざるを得ない状況だ。
ただ、その「YouTuber化」も、すんなり進むかは怪しい。というのは、「コバヤシテレビ局」に出てくる際の小林さんは、笑顔こそ崩さないものの、どちらかというと番組の主導権は夫の國光さんにあることが多く、小林さんはその進行に唯々諾々と従う様子が多く見られ、その「コバヤシテレビ局」という名称とは裏腹に、本人の意思があまり見えないものになってしまっているのも事実。YouTuberたる者、強烈な個性は必須と言える状況において、これでは「YouTuber化」もおぼつかないのではないだろうか。そう考えると、小林さんに待ち受けているのは「芸能人としての浪人化」である。
小林さんは「浪人化した芸能人」になってしまう!?
テレビ界や芸能界には戻れず、さりとて、YouTuberにはなり切れていない......。昨今、このような状況に陥っている芸能人としては、2016年3月に所属事務所を退所し、その後はYouTubeでの情報発信を続けている坂口杏里さん(29)や、2020年8月に所属事務所を退所し、やはり、その後、YouTubeでの情報発信を始めた華原朋美さん(46)が挙げられるだろう。
当該の2人は小林さん同様、「テレビ出演の目途が立たない」「芸能事務所に所属していない」「YouTubeでの情報発信はしているが、今ひとつYouTuberとしての地位を確立できていない」という状況が共通している。また、視聴者からは、「既に芸能人でもないただの一般人だ」との声が上がることもあるなど、「芸能人としての地位」を怪しむ声も多い。
しかし、これらの声の一方で、「知名度が高い」「情報発信を行っている」という点を考えると、坂口さんや華原さんはいまだ「芸能人」である。そして、小林さんもこれらの条件に当てはまるわけであり、やはり、「芸能人」と考えざるを得ない要素を持っていることになる。さらに、これらの条件に当てはまると言うのであれば、松居一代さん(63)もまた、いまだに「芸能人」なのである。
松居さんといえばYouTubeでの情報発信を始める前は大物の役者として認知されていたわけであり、そう考えると、これらの人々を分類する「浪人化した芸能人」というカテゴリーを、そろそろ我々は考えるべき時期に来ているのではないだろうか。そのカテゴリーこそが小林さんにとっての「生きる道」となる可能性は、あながち否定できないのではないだろうか。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)