小林さんは「浪人化した芸能人」になってしまう!?
テレビ界や芸能界には戻れず、さりとて、YouTuberにはなり切れていない......。昨今、このような状況に陥っている芸能人としては、2016年3月に所属事務所を退所し、その後はYouTubeでの情報発信を続けている坂口杏里さん(29)や、2020年8月に所属事務所を退所し、やはり、その後、YouTubeでの情報発信を始めた華原朋美さん(46)が挙げられるだろう。
当該の2人は小林さん同様、「テレビ出演の目途が立たない」「芸能事務所に所属していない」「YouTubeでの情報発信はしているが、今ひとつYouTuberとしての地位を確立できていない」という状況が共通している。また、視聴者からは、「既に芸能人でもないただの一般人だ」との声が上がることもあるなど、「芸能人としての地位」を怪しむ声も多い。
しかし、これらの声の一方で、「知名度が高い」「情報発信を行っている」という点を考えると、坂口さんや華原さんはいまだ「芸能人」である。そして、小林さんもこれらの条件に当てはまるわけであり、やはり、「芸能人」と考えざるを得ない要素を持っていることになる。さらに、これらの条件に当てはまると言うのであれば、松居一代さん(63)もまた、いまだに「芸能人」なのである。
松居さんといえばYouTubeでの情報発信を始める前は大物の役者として認知されていたわけであり、そう考えると、これらの人々を分類する「浪人化した芸能人」というカテゴリーを、そろそろ我々は考えるべき時期に来ているのではないだろうか。そのカテゴリーこそが小林さんにとっての「生きる道」となる可能性は、あながち否定できないのではないだろうか。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)