「いい意味で捉えていい。でも悪い意味でもある。でもそれが人生」
だが、ここからマツコさんの力説が始まる。
「でも、ここ(カースト下層)より良くない?大概ね、学校でカースト上位にいたやつって、同窓会で会うとみんなヤバくなってるから。本当にみんな、ことごとくショボくなってる。中学、高校の時そんなに目立ってないような子の方が、社会に出てから成功してたりとか、大変身してすごい美男美女になってたりとか。だから学生時代のカーストなんて、あんなもん何の参考にもなんないわよ」
「あんなもの(カースト)に縛られて、この中のここ(下層)で生きてるくらいならここ(カースト外)で生きてた方がよっぽどかっこいいし、後の人生に活かされるのよ。ずっと私はこの辺(カーストから遠く離れた場所を指差し)で生きてたんだから」
「だからこの辺(カースト外)で、そのカーストを冷ややかに見ながら、自分たちの楽しいことをして生きてるっていうのは、全然ここ(カースト下層)にいるより意味のあることですよ」
マツコさんの熱のこもった主張に耳を傾けていた高校生は「いい意味で捉えていいんですか?」と聞く。これにマツコさんは「いい意味で捉えていい。でも悪い意味でもある。でもそれが人生」と返した。
マツコさんの「スクールカースト論」を受け、ツイッター上では「学生時代のカーストなんか関係ないっていうマツコデラックスに救われる」「私も中学の時にこれ言われたかったな」「スクールカーストの話はホントに多くの学生に届いてほしいと思った」と好意的な反響が広がった。