タレントのマツコ・デラックスさんが2020年11月10日放送のバラエティー番組「マツコの知らない世界」(TBS系)で力説した「スクールカースト論」に、反響が広がっている。
この日、出演したのは「花いけ」に打ち込む自分たちが「スクールカースト」の下層にいると思い込む男子高校生。マツコさんは「(あなたたちは)カースト外ですよ」と指摘した上で、カースト外で楽しく生きることは、カースト下層にいるよりも「意味のあること」だと語った。
「どうやって同級生の男の子たちを見てるかって言ったら...」
「マツコの知らない世界」は各分野に精通する人たちが、マツコさんに対してその魅力を伝える番組。今回は「花いけバトルの世界」と題し、花いけの強豪校として知られる高校から、男子高校生5人がスタジオに招かれた。
番組では「花いけ」の魅力に迫る前に、高校生たちが「共通の悩み」を抱えていることを告白。それは「彼女がほしい」というものだ。悩みを聞いたマツコさんは「(担当教諭を)恨みなさい」「こんなことやってたら彼女からは離れるわ」と冗談っぽく語ったあと、トーンを変えて話し始める。
「こういうことをやっている男子をね、『あ、面白いな』って思ってくれる女子がもっと増えたら、日本はもっと多様性のある国になると思うのよ。ただ、現時点で女子高生が、どうやって同級生の男の子たちを見てるかって言ったら...大概の女は、野球とかサッカーとかバスケやってて、キラキラしてる男が一番モテ筋なのよ。ハッキリ言うよ、この際だから。その『極』に居るわけよ。お前らは。それは、しょうがない」
マツコさんの分析を真面目に聞いていた男子高校生は「(自分たちは)学校内のヒエラルキーで言うと、こう(三角形の下層を指差し)じゃないですか」と発言。これにマツコさんは「いや、あなたたちはここ(三角形から離れた場所を指差し)ですよ。カースト外ですよ。組み込まれてませんよ、カーストの中に」と返す。これには高校生たちも苦笑いを浮かべていた。