本田さんは「折り返し」が出来れば、さらに強くなる!!
これら、本田さんの戦いぶりだが、2試合の中では最高で5連鎖を放つなど、それなりの強さはあったように思われる本田さん。そこで、J-CASTニュース編集部では、ぷよぷよプレーヤーとして知られ、ツイッターでも情報発信しているY.Iさんに本田さんの試合を見た上での感想を聞いた。その結果、
「本田さんは、『ぷよ』を組み上げる際に、さらに速度を上げた積み方や、『折り返し』を意識した積み方ができるようになれば、もっと上達するでしょう。また、1回戦で敗退していしまった市川さんは、実は、その『折り返し』を組んでいました。これら、芸能界に『ぷよぷよ』が浸透している様子が伺えたので、対戦を見て、とても嬉しかったです」
との回答を11月12日に得た。
確かに、本田さんは基本的には「ぷよ」を自然落下させずに加速を付けて落としていたが、時折、考え込んでいるのか「ぷよ」が自然落下の状態になる瞬間があった。また、本田さんは2試合の中で最高で5連鎖を放っていたが、その一方で、同時に別々の「ぷよ」の塊が消えてしまう「同時消し」が発生していたのも事実。これらを「同時消し」せず、順番に消える「連鎖」を発生させれば、さらなる「おじゃまぷよ」が相手のフィールドに降り注ぎ、より確実に勝利できるのだが、本田さんは「折り返し」を使えておらず、連鎖数を伸ばせずにいると分析できるのだ。
「折り返し」とは、「ぷよ」を組んでいく際の技の1つで、3つの「ぷよ」をL字につなげるなどして、別の連鎖が発生した際に消え残った「ぷよ」が上から落ちてきた際に、それが「4つ目」となってL字の部分が消えるように組むという技の名前で、この技を習得することで、連鎖数を飛躍的に伸ばすことができることで知られる。
今回、本田さんの連鎖を見てみると、連鎖はフィールドの低い位置で発生するにとどまっており、その結果、連鎖数が頭打ちになっている感が否めなかった。つまり、本田さんは「折り返し」を習得することによってさらに強くなることが出来るのである。また、その折り返しだが、番組をもう1度見てみると、確かに、市川さんはフィールドの右下でL字を左右反転させた「折り返し」を組んでおり、前述のY.Iさんは、そこに、市川さんの「伸び代」が表われていると指摘しているのだ。
これら、本田さんの圧勝ぶり、及び、その改善点が明らかになった今回の「ぷよぷよ大会」。上記の指摘を実践すれば、今後、本田さんがさらなる強さを獲得し、「一流ぷよぷよプレーヤー」と連鎖の応酬を繰り広げる日がやってくるかもしれない。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)