バイデン氏は、金正恩氏とどう向き合うのか 「虐殺者」「老いぼれ狂人」応酬の過去も

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米朝会談は「核の能力を減少させることに彼(正恩氏)が同意するという条件付きで」

   バイデン氏は11月15日に声明を出し、

「殺人的独裁者の金正恩氏は、私のことが好きではないようだ。私が大統領になることを望まない人のリストに、彼を加えておいてほしい。ちょうどプーチン大統領の隣に。彼らからの侮辱は、名誉の印として受け取ることにする」

などと反応。

   大統領選の終盤でも、バイデン氏はトランプ氏よりも厳しい対北姿勢を示している。20年10月23日に行われた最後のトランプ氏との討論会では、バイデン氏は

「トランプ氏は北朝鮮を正当化した。チンピラを自分の友人として話題にしている」

などとトランプ氏の姿勢を非難。米朝首脳会談の可能性については「核の能力を減少させることに彼(正恩氏)が同意するという条件付きで」応じるとの考えを示した。

   米朝関係の影響を強く受けるのが南北関係だ。韓国の調査会社、リアルメーターが11月6日に韓国国内で行った世論調査では、バイデン政権で南北関係がどう変化するかを聞いている。最も多かった答えが「大きくは変わらない」の48.8%で、次に多かったのが「悪くなる」の26.5%。「良くなる」は16.4%で、「良くなる」よりも「悪くなる」と考える人の方が多かった。

   20年11月11日の時点では、北朝鮮の国営メディアは大統領選の結果について報じていない。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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