コロナ禍の中、あの「TOTO」の株価が伸びる理由 衛生意識高まりで「ウォシュレット」海外にも広まる?

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海外市場開拓の期待感

   2021年3月期の業績予想は、売上高が前期比5.6%減の5630億円、営業利益が15.7%減の310億円、純利益が25.8%減の175億円。中間決算より減収減益の幅がいずれも小さくなっており、「V字回復」を予感させる内容だ。

   1980年6月に発売され、1982年のテレビCMで「おしりだって、洗ってほしい。」のキャッチコピーが話題となったウォシュレットは清潔好きの日本人に着実に浸透。ウォシュレットを含む温水洗浄便座の国内一般世帯の普及率は8割に達したとされる。ウォシュレットの累計出荷台数は5000万台超に及ぶがほとんど国内向けであり、海外に未開拓の大地が広がる。一度使い始めるとやめられない人が多い商材でもある。

   「ウィズコロナ」の時代に海外で高まるウォシュレット需要により、投資家の関心を引きつけるTOTO株。高値警戒感から利益確定売りにもまれる局面も予想されるが、今後有望な日本株の一つであるとは言えそうだ。

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