「センスに脱帽」「さすが虚構新聞」
見出しの右横にあるスペースをドラッグすると「これは嘘ニュースです」と表示されるように、記事はあくまで「嘘」に過ぎない。しかし、そのインパクトある見出しや記事内容がツイッター上で話題となり、9日の朝9時台には「日本初の外国人総理大臣」がトレンド入り。読者からは「一瞬でもマジかと思わせるセンスに脱帽」「さすが虚構新聞」など評価する声がある一方で、「ソースを読まない層に間違った情報が広まる」という心配も聞かれた。
様々な分野の有名人も「嘘記事」に反応している。2001年のヒット曲「Lifetime Respect」で知られるレゲエアーティスト・DOZAN11(旧名:三木道三)さんは、一部メディアで「辞職報道」が出たロシアのウラジーミル・プーチン大統領を引き合いに出し、「むしろ来年引退っていうプーチンがやった方が、ロシア、中国との関係や拉致問題なんかも全部解決させちゃう可能性はある、かも...」とツイート。脳科学者の茂木健一郎さんは「スローガンは、Make Japan Great Againでお願いします」、医師の岩田健太郎さんも「芸が細かい」とそれぞれ投稿した。
前新潟県知事の米山隆一さんは「『もしかすると「保守論客」や「国会議員」の何人かは、真に受けて賛成のTWをするかもしれないな』と、思わないでもありません、ええ」と記事内容を鵜呑みにする人が出てくることへの懸念を示した。