SNSでの言及数はピークの約15%に
SNSでも、この問題に対する反応は減少傾向だ。この問題は、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が10月1日に報じて明るみに出た。SNS分析ツール「ソーシャルインサイト」で調べたところ、翌10月2日に「学術会議」に関するツイッターの書き込み急増。翌10月3日にはさらに増えたが、この日がピークで、その後はゆるやかな減少が続いている。
突発的にツイートの数が増えるタイミングもある。例えば、「民営化論」が話題になった10月6日、前日の会見で静岡県の川勝平太知事が「菅義偉という人物の教養のレベルが図らずも露見した」などと述べた10月9日、日本学術会議の事務局体制の縮小が報じられた翌日の10月24日、菅氏がNHKの番組で「説明できることとできないことがある」と述べたことが波紋を広げた10月27日などだ。
ただ、これらのツイートの伸びは一時的で、11月9日のツイート件数は、ピークの10月3日の件数を100とすると、14.7にとどまっている。「日本学術会議」のキーワードの分析でも、同様の傾向が出ている。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)