ボクシングのWBA、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が、パウンド・フォー・パウンド(PFP)2冠を達成した。米専門メディア「BOXING NEWS 24」が2020年11月9日までに最新ランキングを更新し、2位につけていた井上が1位に選出された。英専門メディア「BOXING SOCIAL」のPFPに続いて2冠を達成。日本発の「モンスター」が世界のトップに立つ日が近付いている。
世界各国から「モンスター」のKO勝利に称賛の声
「BOXING NEWS 24」が独自に格付けしたPFPランキングで井上が堂々のトップに立った。WBA世界ミドル級スーパー、スーパーミドル級、WBC世界ミドル級フランチャイズ王者サウル・アルバレス(メキシコ)が1位から2位に転落し、WBO世界ウエルター級王者テレンス・クロフォード(米国)が3位につける。ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)は10位で変わらず。
井上は10月31日(日本時間11月1日)に米ラスベガスで自身が保持する王座の防衛戦を行い、挑戦者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)を7回KOで下し王座の防衛に成功。「モンスター」の聖地デビュー戦に世界の関係者から注目が集まるなか、2度のダウンを奪う快勝でアピール。米国をはじめ世界各国から「モンスター」のKO勝利に称賛の声が上がった。
海外の専門メディアが独自に格付けするPFPにおいて、井上は上位に名を連ねており、10月31日の防衛戦の内容を受け、英専門メディア「BOXING SOCIAL」が井上をPFP1位に選出。これに米専門メディア「BOXING NEWS 24」が続く形となった。井上は米国の権威ある老舗専門誌「ザ・リング」のPFPでは2位につけ、英国の老舗専門誌「BOXING NEWS」でも2位にランクされている。