バイデン「勝利」後の世界 株価2万5000円到達も? テクノロジー企業に順風予測

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   2020年11月3日に投票が行われた米大統領選で、民主党候補のジョー・バイデン前副大統領(77)が現職のドナルド・トランプ氏(74)を破り、勝利を収めることが確実となった。8日午前(日本時間)、米メディアなどが一斉に報じた。

   バイデン氏は、地元の東部デラウェア州ウィルミントンで国民に向けた演説を行い、

「米国民が私とハリス次期副大統領に寄せてくれた信頼を光栄に思う」
「確信できる勝利だ。大統領選は終わりだ。相手を敵視するのはやめよう。皆アメリカ人だ。分断をやめよう」

   と、勝利宣言した。

   一方、共和党のトランプ大統領は法廷闘争に持ち込み「抵抗」の構えを見せている。

  • バイデン大統領が誕生へ
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日本には厳しい対応を迫られる

   バイデン氏の勝利に沸く、現地ウィルミントンのようすを11月8日の時事通信は、支持者の歓喜の声で伝えた。

「ついに勝った。熱狂している」
「かつてないほど分断している国をまとめることを期待している」

   米国社会の分断が進み、トランプ大統領の支持者が少なくないなか、「(国をまとめるのは)大変だろう。でも人種差別主義者は前からいて、トランプがそれを助長した。前と同じように共に生きていく道を学ばなければならないだけだ」と、バイデンシへの期待を寄せた。

   一方、ネットに寄せられた声には、トランプ大統領の激しい抵抗が続くことを不安視する声が少なくない。

「バイデンが勝利宣言をしても不正があれば逆転はあり得る。トランプ陣営は冷静に不正を粛々と調べれば良い。勝負とは公平・公正の元、行わなければならない」
「バイデン氏に決まったとしても、トランプ氏に投票した国民が半数近くいる現状では分断が当面のあいだ解消されないことは明白です」

   また、日本との関係には、

「国際協調路線に舵を切ることになったアメリカですが、バイデン氏に投票した白人労働層に配慮した政策がこれから展開されると思われるので、日本に対してどのような要求が出てくるか注目しています」
「バイデン氏が大統領になったからといって日本を優遇してくれる保証はまったくなく、むしろ厳しい対応を迫られると思う」
「もうアメリカに何かを期待するのはやめるべきだろう。日本は他者に期待せず、自分でやれることはやる、としなければ」

   といった声が聞かれる。

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