客単価をどう引き上げるか
この厳しい業績予想でさえ2020年3月期に1万1606円だった客単価が21年3月期に1万2710円に9.5%上昇するという前提で算出している。この差額の1104円を稼ぐための取り組みの一環として、アルコール類の解禁やファストパスの有料化があるというわけだ。
7月1日の営業再開にこぎ着け、夏休みの巻き返しを期待したオリエンタルランドだったが、夏場の感染再拡大を受けて21年3月まで大規模イベントをほぼ中止すると決定した。「美女と野獣」の新エリアがTDLに開業した20年は、本来ならオリエンタルランドにとって飛躍の年になるはずだったが、コロナ禍で暗転した。今後は入場料金の変動価格制の導入なども視野に客単価を引き上げながら、TDSの大規模拡張プロジェクト「ファンタジースプリングス」などの成長投資を進めていく。オリエンタルランドにとっても、「コロナとの戦い」は続きそうだ。