「乗り入れは禁止しておらず、あくまでも自己責任」
「河川区域内の堤防に当たるところで、点検用の通路として砂利を敷いています。しかし、公道ではなく、自由に使用できる場所です。車やバイクの乗り入れ禁止という規制はなく、安全には注意しながら、あくまでも自己責任でということになります。現場付近にバイク専用のコースはありません」
周辺の住民から騒音などの苦情があれば、地元と調整して、注意を呼びかける看板を設置することもあるが、この場所はこうした看板もないという。
「オフロードバイクをここでやっているという話は、現場からは上がってきておらず、苦情もあまり聞いていません。むしろ、水上バイクの乗り入れの方がよく聞きますね」
レース用バイクのモトクロスでジュニアクラスの全日本選手権を行っている日本モーターサイクルスポーツ協会では、子供たちの練習場所について、「小学生ぐらいからレースに出場していますが、基本的にモトクロス専用の管理されたコースで練習して下さいと伝えています」と取材に話した。
モトクロスバイクについては、2019年3月に埼玉県内の荒川河川敷で当時12歳の男児が練習中のジャンプで着地時に転倒して死亡する事故が起きている。このときは、両親と一緒に来て、業者が管理するオフロードコースを走っていた。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)