ドネアVSロマゴン戦の行方は... WBC指名試合「指令」でスーパーフライ級ますます混沌

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ドネアは井上戦期待も正規王座にこだわりが...

   ゴンサレスかシーサケットか。エストラーダ陣営には2つの選択肢がある。ひとつはWBCの指令に従いシーサケットと指名試合を行う。2つ目はWBC許可のもとシーサケット陣営に1試合待ってもらいゴンサレスとの王座統一戦を優先させる。エストラーダ陣営がゴンサレス戦を優先させた場合、シーサケットはエストラーダ、ゴンサレスによる王座統一戦の勝者に挑戦することになるだろう。

   エストラーダ陣営がWBCの指令に従った場合はどうなるのか。標的を失ったゴンサレスがドネアとの対戦に向かう可能性は十分にあるだろう。ゴンサレスは10月23日にタイトル戦を行い王座の防衛に成功している。ドネアは12月12日のタイトル戦の結果待ちとなるが、スケジュール的には来春以降の開催で問題なさそうだ。今後のエストラーダ陣営の動き次第では、ゴンサレスとドネアの対戦が現実味を帯びてくる。

   ドネアはバンタム級戦線においてもキーマンのひとりで、WBA、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)とのリマッチが期待されている。ただドネアはスーパーフライ級時代に獲得したのが暫定王座だったため、正規王座にこだわりスーパーフライ級への転級を計画しているという。ゴンサレス、エストラーダ、シーサケットにドネア...。どのカードが実現するのか。各陣営の今後の動向に注目される。

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