窮地トランプ氏あおる「不正選挙」言説 日本でも「投票率100%超え」など怪情報が

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

保守系テレビ局も「投票率100%超え」は「正しくない」

   さらにトランプ氏は、6時56分にペンシルバニア、ジョージア、ノースカロライナの3州で大幅にリードしていると主張。このツイートには

「このツイートの時点では、選挙戦の公式情報は発表されていないようです」

という説明が挿入され、続くツイートでは、ミシガン州で

「すでに広く報じられているように、投票用紙が大量に廃棄されている」

とした。このツイートには、警告の表示がつけられた。

   警告がついたトランプ氏のツイート以外に、ネット上で拡散しているのが、日本でも「トレンド」入りした「投票率100%超え」の問題だ。ウィスコンシン州ミルウォーキー市の保守系テレビ局「FOX6」は、この指摘が「正しくない」と報じている。同局がウェブサイトに掲載した記事によると、トランプ陣営は

「州内で不正行為が報告されており、投票結果の有効性に深刻な疑義が出ている」

などと主張。トランプ陣営は「不正行為」の内容を示さなかったが、ラジオ番組やSNSで「登録されている人よりも多くの人が投票した」との主張が展開されているといい、FOX6も

「これは正しくない。州には360万人の有権者が登録されており、およそ330万票が投じられた」

と指摘した。選管側も「全ては公開の場で行われている」と反論しており、FOX6も

「実際に、FOX6のスタッフはケノーシャとミルウォーキーの開票を観察した」

と報じている。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

1 2
姉妹サイト