ルール順守の対策は?浦和に聞く
Jクラブ屈指の観客動員数を誇り、サポーターの数・熱量が大きいことで知られる浦和だが、規模が大きいだけに一部サポーターの身勝手な行為が悪目立ちすることも少なくない。ホーム席のみで観客を入れていた7月の試合でも、禁止行為の指笛や大声の応援が取り沙汰され、物議を醸していた。今後はアウェー席解禁で人の移動がいっそう増えるだけに、感染対策を徹底することはより重要になってくるといえる。
浦和レッズの広報担当者は4日、J-CASTニュースの取材に「大分戦も広島戦もアウェーですが、我々のサポーター対応をするスタッフを現地に派遣し、何かあれば声掛けしていました。アウェークラブの観戦ルールをウェブサイトなどで見てもらうことはもちろん、そうしたルールを当クラブからサポーターメンバーに伝えてもいます。こうしたこと(禁止行為)が起きないようにという対策はしていました」と話す。
ただ、「それだけで収まらなかったことがあったのは事実です。試合経過によって咄嗟に感情的なリアクションをするサポーターが一部いたのは認知しています。これ(禁止行為)に対してはJリーグともコミュニケーションを取っています」としている。
なお、大分戦でスタジアム外から鳴り物を使っていたことについては「サポーターがチームを鼓舞するために考えてやったことだと思います。ルールの範疇外の行為なので、良いか悪いかの判断は難しいと思います。ただいずれにしても、試合は相手チームがあってこそ成り立つものですので、お互いが納得できる形で実施していくのが一番いいと思います」との認識を示した。
浦和は次の第27節・横浜F・マリノス戦もアウェー開催。担当者は「それまでに当クラブ内での話し合い、サポーターとの話し合いをして、しかるべき対応というか、同様のことがなるべく起こらない対応を考え、実施していきたいと思います」と話している。
(J-CASTニュース編集部 青木正典)