「やりづらさでいえば間違いなくリゴンドーが一番」
現在の世界バンタム級戦線で井上の一番の脅威となるボクサーは誰なのか。金平会長は「結果、あっさり終わってしまう可能性はあるが」と前置きした上で、最上位にWBAレギュラー王者リゴンドーを上げた。金平会長は2014年に大阪でリゴンドーのタイトル戦をプロモートした経験を持ち、リゴンドーの実力を高く評価している。
「やりづらさでいえば間違いなくリゴンドーが一番でしょう。井上選手はリゴンドーのようなタイプと対戦したことがない。リゴンドーは40歳で衰えてきているがスピードは健在でパンチもある。独特のボディーショットをもっており、他のボクサーとは異質の攻撃をみせる。どういうボクシングをしてくるか予測不能。井上選手と対戦するとなれば一発を狙ってくるでしょう。そしてその一発は、井上選手が今までにもらったことのないような性質のパンチだと思います。最も脅威になるでしょう」(金平会長)
世界でもトップクラスのボクシング技術を持ちながら、ディフェンス重視のボクシングスタイルは米国ファンの支持を得ることができず、タイトルを保持しているものの試合枯れの状況にある。リゴンドーは自身のツイッターで井上戦へ必死にアピールしているが、現実的に両者の対戦の可能性は低いと言わざるを得ないだろう。