西武ファン「ろくな事ないシーズンだな」 合コン騒動に速度超過...今度は平尾2軍コーチの契約解除

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   プロ野球・埼玉西武ライオンズは、平尾博司・2軍打撃コーチに「契約違反」が確認されたとして、2020年10月31日付で契約を解除したことを11月1日に公式サイトで発表した。

   平尾コーチが選手の私物を窃取したことが原因だと、複数の大手紙やスポーツ紙(ウェブ版)が報じている。2020年シーズンに入り、選手の不祥事が相次いでいた西武。そこに今回の平尾コーチ解雇も重なった事で、ツイッター上のファンからは「ろくな事ないシーズンだなおい」と嘆きの声が聞かれている。

  • 不祥事多発で嘆く西武ファン、心の拠り所は…
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地元ラジオでレギュラー番組の過去も

   報道によれば、球団は10月16日に1人の選手から盗難被害の報告を受けて問題を調査したところ、平尾コーチが2選手の私物を窃取していたことが判明したという。

   埼玉県出身の平尾元コーチは1993年のドラフト2位で阪神に入団。2001年のシーズン中に西武へトレードされると、当時常勝軍団だったチームのスーパーサブとして定着した。08年の巨人との日本シリーズ最終戦ではチームを日本一に導く決勝タイムリーを放ち、シリーズの優秀選手賞に選ばれた。

   現役時代は黒く焼けた肌や茶髪をトレードマークに、「チャラ尾」の愛称でファンや選手から愛されてきた。12年の現役引退後は球団職員に転身。地元テレビ局「テレビ埼玉」のチーム応援番組「ライオンズチャンネル」に度々主演し、地元ラジオ局「NACK5」ではレギュラー番組を持つなど、その人気は引退後も健在だった。

   19年には2軍の打撃兼内野守備・走塁コーチに就任し、20年は2軍打撃コーチに専念。メジャーへ挑戦した秋山翔吾の後釜や、山川穂高、森友哉らに次ぐ「未来の主砲候補」の育成に期待がかかっていた。そんな矢先での「窃取解雇」に、ツイッター上の西武ファンからは「あの平尾さんが...信じられない...」「チャラ尾さん好きだったのに...」とショックの声が聞かれている。

「応援してるチームからこんな話出てくるのホント悲しい」

   ソフトバンクとのCSを賭けてロッテ、楽天と2位争いを繰り広げている西武だが、今季は何かと「不祥事」が目立つシーズンとなっている。

   プロ野球が開幕延期となっていた3月には、金子侑司選手が同僚の相内誠投手とともに六本木で「合コン」をしていたことを週刊誌「FLASH」(光文社/2020年4月14日号)が報道。コロナ禍で世間が「自粛ムード」に動いていた中での行動に、批判的な声も聞かれた。

   4月には、球団がコロナの影響で「自宅待機」「不要不急の外出禁止」を定めていたにも関わらず、佐藤龍世選手と相内投手が千葉県のゴルフ場へ向けて外出。佐藤選手の運転していた車が、大幅な速度超過で首都高を走行していた事実を8月に球団が発表し、2選手は「無期限の対外試合出場禁止」となった。10月8日、東京地裁は佐藤選手に懲役3月、執行猶予2年の判決を下している。

   選手の不祥事が相次いでいた矢先、今度はコーチによる不祥事が発覚。ツイッター上の西武ファンからは「応援してるチームからこんな話出てくるのホント悲しい」「ろくな事ないシーズンだなおい」「これだけ不祥事ばっかやと他球団ファンに煽られてもしゃーない」と嘆きの声が聞かれている。

   ただ、「平尾さんの記事が衝撃的で残念だったけど、内海さんと松坂の来季契約への記事を見て、気持ちが上がった」と内海哲也、松坂大輔の両ベテラン投手の契約更新の方針が報じられたことを、明るいニュースとして喜ぶ声もあった。

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