コンビニ大手のローソンは2020年10月31日から人気アニメ「鬼滅の刃」のグッズが当たる「一番くじ 鬼滅の刃 ~無限列車編~」の販売を開始した。
ツイッター上では、くじ目当てに店舗を訪れるも、すでに「完売」していたことを嘆く声が多く聞かれている。一方、フリマアプリ「メルカリ」では景品が大量に出品され、中には高額で落札されるケースも見られている。
「6時56分の時点で...」「隣の県まで向かったけど...」
「一番くじ 鬼滅の刃 ~無限列車編~」は一回680円で「鬼滅の刃」の関連グッズが当たるくじ。主人公の「竈門炭治郎」(かまど・たんじろう)や「煉獄杏寿郎」(れんごく・きょうじゅろう)といった人気キャラクターのフィギュアが目玉で、ローソンや「HMV」の店舗で10月31日から販売している。
鬼滅の刃といえば、10月16日公開の「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」が公開10日間で興行収入100 億円を突破。31日には観客動員1000万人を超えたことが発表されるなど、空前の「鬼滅ブーム」となっている。
こうした中、31日のくじ発売開始と同時に「鬼滅グッズ」目当てにローソンの店舗へ駆け込むツイッターユーザーが続出。しかし、その人気は凄まじかったようで、31日中にはくじの「売り切れ」を報告するツイートが相次いだ。その中には、
「(朝)6時56分の時点で売り切れだった」
「何店舗かまわったけど鬼滅の一番くじどこも完売しててダメだった...」
「隣の県まで向かったけど向かってる途中に完売してドライブして帰宅」
など、早起き・遠出をしてくじの購入を試みたものの、徒労に終わってしまったという人もいたようだ。一方で、くじを潔く諦め「代わりに(鬼滅の刃の)ウエハース買った」と関連商品の購入に切り替えた人や、「くじの予算でピザ買った」と他の目的に資金を回したという人もいた。
くじの特設サイトには「店舗の事情によりお取扱いが中止になる場合や発売時期が異なる場合がございます。なくなり次第終了となります」と注意書きが書かれている。
高額出品に「やっとの思いで取ってるのに」
一方、フリマアプリ「メルカリ」で「鬼滅 一番くじ」と検索すると、今回のくじで当たる景品がずらっと表示される。すでに売り切れたものの中には、くじで当たる全景品が1ロット10万円近い価格で販売されたケースや、「煉獄杏寿郎」のフィギュアが1体2万円近い価格で販売された例もあるようだ。
こうした景品の出品を目にしたツイッターユーザーからは、
「メルカリに大量出品されているのを見るとかなしくなるね」
「朝から並んで、何件もはしごしてやっとの思いで取ってるのに」
「あきらかな高額を提示する人は真の鬼滅ファンではない」
と嘆く声も聞かれている。