故・筒美京平さん、読者が100曲から選んだ「ベスト3」は... 「また逢う日まで」「木綿のハンカチーフ」抑えた名曲

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    J-CASTニュースでは、2020年10月7日に亡くなった作曲家・筒美京平さんの楽曲から好きな曲を読者に聞くアンケートを行った。膨大な楽曲を世に出した筒美さんのディスコグラフィーから100曲を選び、1位から3位までを自由に投票してもらう形でアンケートを行った(集計期間は10月13日~10月27日)が、果たして結果は――。

  • 選び抜いた100曲から、さらに読者が選んだのは?
    選び抜いた100曲から、さらに読者が選んだのは?
  • 投票1位を3点、2位を2点、3位を1点とした総合得票結果
    投票1位を3点、2位を2点、3位を1点とした総合得票結果
  • 選び抜いた100曲から、さらに読者が選んだのは?
  • 投票1位を3点、2位を2点、3位を1点とした総合得票結果

80年代以前のナンバーに根強い人気

   まず「最も好きな曲」ベスト20をご覧いただきたい。

「最も好きな曲」アンケート結果
「最も好きな曲」アンケート結果
うちベスト5は「スニーカーぶる~す」(近藤真彦さん/1980年)、「また逢う日まで」(尾崎紀世彦さん/1982年)、「木綿のハンカチーフ」(太田裕美さん/1975年)、「ブルー・ライト・ヨコハマ」(いしだあゆみさん/1968年)、「よろしく哀愁」(郷ひろみさん/1974年)となった。投票総数は4682票で、得票率は「スニーカーぶる~す」7.5%、「また逢う日まで」7.2%、「木綿のハンカチーフ」7.0%、「ブルー・ライト・ヨコハマ」4.4%、「よろしく哀愁」3.6%である。

   上位は筒美さんの作曲家歴の中では初期~中期にあたる1960~80年代初頭に集中している。以後も60~80年代の楽曲が続き、90年代以降の曲は人魚(NOKKOさん/1994年)が17位にランクインしたのみとなった。

   「スニーカーぶる~す」は近藤真彦さんのデビュー曲かつ初のミリオンセラー曲で、売上面でも筒美さんのシングル曲歴代2位を記録。「また逢う日まで」「木綿のハンカチーフ」「ブルー・ライト・ヨコハマ」も歴代ベスト10以内に入っていたが、逆に歴代売上1位の「魅せられて」は当アンケートでは15位にとどまった。

   特筆すべきは「最も好きな曲」アンケートで、60年代から2010年代の曲まで、候補の100曲すべてに票が入ったことだ。票の多寡はあれど、幅広い音楽ファン層に筒美さんの曲が親しまれているようだ。

総得点であの名曲が逆転

    2番目・3番目に好きな曲は驚きの結果が出た。

「2番目に好きな曲」ベスト10
「2番目に好きな曲」ベスト10
「3番目に好きな曲」ベスト10
「3番目に好きな曲」ベスト10
2番目(2261票)トップは「情熱☆熱風☽せれなーで」(1982年)、3番目(1879票)トップが「ギンギラギンにさりげなく」(1981年)と、双方で近藤真彦さんの曲が最多得票を獲得したのである(なお、設問への投票は任意であったため、各投票への票数は大きく異なる)。

   得票率は「情熱☆熱風☽せれなーで」が10.7%、「ギンギラギンにさりげなく」が12.5%と、ベスト1投票1位の「スニーカーぶる~す」よりも得票率が高い。相当にマッチファンからの投票が多かったようだ。他の上位曲の顔ぶれは1位とさほど変わっていないので、マッチファンの熱量をうかがわせる。

   2位との差を見てみると、いずれも2位の「木綿のハンカチーフ」だったが、「2番目に好きな曲」得票率は6.1%、「3番目に好きな曲」得票率は4.8%となった。

   最後に「1番目に好きな曲」への票を3点、「2番目」を2点「3番目」を1点として各曲の得票を集計し、総得点形式で順位をつけてみた。こちらで1位となったのは「木綿のハンカチーフ」で、以下「また逢う日まで」「スニーカーぶる~す」「ブルー・ライト・ヨコハマ」「よろしく哀愁」と続き、太田裕美さんと尾崎紀世彦さんの代表曲が1位・2位につけた。いずれも70年代の名曲だが、根強く愛されているようだ。またいずれのアンケート結果でもベスト10以内につけている「よろしく哀愁」と南沙織さんの「17才」(1971年)の健闘ぶりも目立った。

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