原巨人がリーグ連覇を達成した理由 元コーチ「組織はトップの力量以上には成長しない」

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「ゲームをやりながら成長していった」

「去年に引き続き原監督が若い選手を積極的に起用して、ゲームをやりながら成長していった。1軍と2軍の連携がしっかりしているのでシーズン中に2軍から呼んだ選手が結果を残せやすい環境にあったと感じました。若い選手が自信を持ちながら成長し、その加速度が後半に増していった感じです。若い選手たちは実績がない分、今シーズンに関しては未知数でしたが、若い選手がいい方向に向いたのがこのような成績になったと思います」(橋上氏)

   また、橋上氏は指揮官の力量にも言及。セ・リーグの監督において原監督の指導力は他の5球団の監督を大きく上回るという。橋上氏は「威厳」という言葉を用いて今シーズンの原監督の指導力を表現した。

「最近では近寄りやすい監督が主流になっているが、原監督は威厳を保ちながら選手に適度なストレスを与えている。緊張感を保ち、集中力を保ってよいパフォーマンスを引き出す。そういう環境を作っている。今はどちらかといえば、選手にストレスを与えないようにしようとする監督が多いが、原監督は選手に適度なストレスを与えている。選手に適度なストレスを与えることは、選手を成長させるのには絶対に必要なこと。いい緊張感がいい集中力を生むので凡ミスが起きない」(橋上氏)
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