酒井さんの名前を出してまで報じるべきニュースバリューがあるのか...
実際に各社の報道(いずれもウェブ版)を見てみると、
「酒井法子さんの元夫、また逮捕 覚醒剤使用疑い、警視庁」(共同通信)
「高相容疑者、覚醒剤使用の疑いで逮捕 酒井法子さんの元夫 警視庁」(毎日新聞)
「酒井法子さん元夫・高相容疑者逮捕 覚醒剤使用疑い」(テレビ朝日)
「酒井法子元夫の高相祐一容疑者、覚醒剤容疑で逮捕」(日刊スポーツ)
と、一般紙からテレビ、スポーツ紙にいたるまで多くの媒体が、「元夫」を見出しに取っている。
確かに、酒井さんが高相容疑者と離婚したのは2010年。事件では酒井さん自身も有罪判決を受けてはいるものの、高相容疑者とは10年も前に離婚しており、もはや、「赤の他人同士」だ。まして、高相容疑者はもともと芸能活動などを行っていたわけではない(結婚時点の肩書は「スポーツ店経営」「プロサーファー」)。酒井さんの名前を出してまで報じるべきニュースバリューがあるのか、という声も少なくない。
しかし、その一方で高相容疑者が酒井さんの元夫であり、その逮捕劇が日本中を騒がせ時の人となった人物であることもまた事実。このため、
「『酒井法子は関係ないだろ!』という意見も分かるけど、高相祐一という名前だけでは『だれ?』ってなるし、だからといって一時期世間を賑わせた人の再犯を報じないのも不自然だから仕方ない気がする」
と、やむを得ないとする意見も上がっており、ネット上での議論はしばらく続きそうだ。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)