お笑いコンビのかまいたちが2020年10月28日、テレビ番組「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)で、自身の奇妙な「癖」が、生物学者に「チンパンジーに近い」と指摘される一幕が放送された。
「店と僕との勝負じゃないですか!」???
この日、番組から「芸人に必要な要素を全て兼ね備えたコンビ」と称賛されたかまいたち。
そんなひときわ輝く才能を持ちつつも、謙虚・素直・感謝を忘れないという濱家隆一さんが、近頃相方の山内健司さんに不満を抱いているそうだ。
「山内の元を取りたがる性格、何とかならないでしょうか」と語り始めた濱家さんは、「僕は理解できない」と前置きし、山内さんが焼肉などの食べ放題に行った際「食べたいもの頼まずに、原価高そうな奴を頼む」行為を指摘。「いかにして店側に打撃を与えるか、みたいなメニューの見方」をすると告白した。
このクレームに対し、山内さんは「とりあえず元とらないと、店と僕との勝負じゃないですか!」と反論。続いて「食べ放題っていうシステムに乗っかって行ってるんやから店に勝たないと!」と主張した。
「サンクコストの呪い」かも
またホテルに泊まる際、部屋にベッドが2つあった場合空いている方が勿体ないからと言い、使わないのにとりあえず転がってみる習性もあるとのこと。山内さんは、そうでもしないと「元を取った」感覚が得られないというのだ。更によく行く店でポイントカードを作り損ねたら、今までのものが損だと思ってしまうため意地でも作らないこだわりも公表されていた。
そんな山内さんの癖を、経済学者の門倉貴史さんは「埋没費用(サンクコスト)の呪いにかかってしまっている」のではないかとコメントした。サンクコストとは既に支払ってしまったお金で、どのようにしても回収できないものだ。経済学では無視するのが得策だが、山内さんは全く出来ていない為、彼は所謂「損切が出来ない」タイプだと解析している。
一方、生物学者の池田清彦さんはこれらの行為を「人間というよりチンパンジー」「苦労してきた獲物は独り占めする、労働の元を取りたいという動物の本能」が出すぎていると解説。社会的には人望が得られないかもしれないと話し、スタジオを爆笑の渦に巻き込んだ。